持ち込み用紙の印刷について
情報センターでは、A3サイズから持ち込み用紙の印刷も行っています。
用紙を持ち込んで印刷する場合は、以下の注意事項をよく読んでから予約してください。
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- 印刷する前に相談すること。
- 紙の質によっては、インクがしっかりとのらない、印刷機を通らない場合などのトラブルがあります。紙サンプルを用意し、印刷する前に一度、情報センター職員に相談に来てください。
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- 印刷したいサイズよりも大きなサイズの用紙を用意すること。
- 紙を持ち込む場合、印刷データが正確に紙に収まらない場合があります。印刷したいサイズよりもひとまわり以上大きな紙をご用意ください。※カットする場合は、トンボよりもひとまわり以上大きな紙をご用意ください。
- 予備の紙+試し刷り用の紙を用意すること。
本番の紙で印刷する前に、ズレ等を確認するため試し刷りを行います。印刷したい紙(予備含む)とは別に、同じサイズで試し刷り用の紙をご用意ください。また、必ず印刷したい紙の予備を2〜3枚ご用意ください。
スミベタとリッチブラックについて
K100%の黒をスミベタ、対してCMYKの掛け合わせで表現した黒をリッチブラックと言います。同じ黒ですが、一般的にはリッチブラックの方が締まりのある黒に仕上がると言われます。 しかし、すべての黒をリッチブラックにすれば良いというわけではなく、用途により使い分けることが重要です。
リッチブラックを使用する場合に気をつけること
掛け合わせの濃度があまりに濃すぎると、大量のインキが使われることによって乾きが悪くなり、重なった別の紙にインキが写ってしまう場合があります。このためリッチブラックを使われる場合は、C・M・Y・Kの数値の合計が300%以下になるように設定して下さい。
スミベタ(K100%)

1色のみで印刷されるため見当ズレの影響がないので、文字や細い線などに向いています。
リッチブラック(C40% M40% Y40% K40%)

4色掛け合わせるため、見当ズレ(紙の収縮によって起こる僅かなズレ)が起こりやすく細かい文字や細い線には不向きです。
設定によってはスミベタもリッチブラックも同じように表示されてしまう場合があります。
そのため画面上では同じように見えている黒同士が印刷してみたら差ができてしまったりすることもあり、注意が必要です。
IllustratorCS2以降では、スミベタとリッチブラックを画面上で見分けることができます。
- 上部メニューの「Illustrator」から「環境設定」、「ブラックのアピアランス」をクリックします。
- 「スクリーン」と「プリント/書き出し」を「すべてのブラックを正確に表示」にします。
「ブラックをリッチブラックで表示」を選ぶと、すべての黒がR0%G0%B0%の値の黒で表示されます。